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FLAG予備知識集 / 桝谷直俊
■高橋良輔監督のご自宅を取材したときの話 [『FLAG』取材リポート]

今回は番外編として、高橋良輔監督のご自宅へ取材に行ったときのことを少し書きたいと思います。

2006年4月に、私を含め9人ほどの人間(スチールカメラマン、ムーヴィーカメラマン、ディレクター、インタヴュアー、プロデューサー、アニプレックス関係者、Web担当者などなど)がぞろぞろと取材のため、高橋良輔監督のご自宅へお邪魔しました。
その取材の目的はいくつかありました。1つは、『FLAG』公式サイトで配信するためなどの映像特典用に、監督の動画コメントを頂くこと。これは現在無料配信中です。

もう1つの目的として「高橋良輔デジタル化計画」がありました。
「デジタル化」といっても別に、監督を電脳化するとかサイボーグにするとかいう話ではなく、高橋監督をPlaylogにご招待するための準備を行うことが目的でした。といっても、すでにパソコンを持っておられる(そんなに使っていないという話ですが)監督ですのでそんなに面倒なことはありませんでした。Playlogをブラウザのブックマークに入れて、あとはIDとパスワードを設定して、Playlogの使用方法をお教えするだけです。
それと、監督が紙に描いたものを取り込んでアップできるように、スキャナも導入されました。こちらは、USBポートが足りなかったので急遽USBハブを購入しなければならないという事態が発生しましたが、それ以外は特に問題もありませんでした。

その作業を行っている間に、動画撮影の準備が行われました。この撮影というのがなかなか大変でして「カメラを置いて、はいスタート」とはいきません。まずどこからどういうアングルで撮るかを決めて、椅子などをそれにあわせて配置します。あとご自宅ですので、当然ながら生活用品などいろいろな物が置かれていますが、画面映えしないものがカメラに写らないように移動します。そして重要なのが照明です。室内でそのまま撮影すると画面が暗くなってしまうので、ライトをセッティングするのですがその位置を決めたり電源を用意したりと、色々あるのです。

監督のご自宅は、新築されてから1年ほどということで、まだ木の香りがとても香ばしかったです。
室内には、監督が資料として使用されているさまざまな本が置かれていましたが(私が持っているのと同じ資料を見つけて、何となく嬉しくなりました)、ひとつ意外だったのは、映画やアニメなどのDVDが全然無かったことです。映像研究などのために沢山あるのではとてっきり思っていたのですが、監督は自宅のTVで映画などを見るのが嫌いだそうです。

ご自宅には、いくつか監督の作品のグッズが置かれていましたが、その中で目を引いたものに、ひとつは『ボトムズ』の大きな絵がありました(監督インタビューの映像で後ろに映っているものです)。これは大河原邦男さんが、監督の還暦記念にプレゼントされたものだそうです。
あと変なグッズとして、非常に大きなクッションがあったのですが、それが『ボトムズ』に登場するスコープドッグの頭になっていたのです。「なぜスコープドッグがクッションに?」と疑問が湧く代物でしたが、監督によると「昼寝するのに丁度いい」だそうで(残念なことに、現在手元に写真がないためお見せできないのですが)。

収録終了後は、監督とスタッフ一同で記念写真を撮り、また監督の奥さんからお茶などを頂きました。この説は本当にありがとうございました。



©TEAM FLAG/Aniplex・The Answerstudio